愛と霊の世界

恋愛結婚を契機に起きる因縁の伝染

同棲をきっかけに、刃物の難に出遭いやすくなった女性

刃物の難

電話鑑定の仕事を続けておりますと、恋愛、結婚、人間関係や仕事などの日常的な悩み事に混じって、ごく稀に霊的な問題が関わるご相談を受けることがあります。つい先日も、ある女性のお客様からこんな言葉を聞かされました。

「最近、刃物で怪我をすることがとても多くなったのです。とても尋常ではない頻度なので、何かあるのではないかと不安になりまして……」

酷く憔悴した声でした。その声を頼りに密かに霊視を試みた途端、不吉な黒い影が見えました。これは危ないと思いながら詳細をお訊きしたところ、途切れ途切れに事の経緯を語り始めたのです。

● ● ●

いつからとははっきり言えないが、包丁やハサミ、カッターなど身の回りにある刃物の存在が急に怖くなった。鋼鉄製の鋭利な刃面などを見ていると、それだけで寒気がする。たまたまテレビの番組で、日本刀を紹介している画面が目に入った時には血の気が引いて卒倒しそうになり、慌ててチャンネルを変えた。このようなことは以前には全くなかった。また刃物類への恐れが生ずると同時に、刃が付いている器具で怪我をすることも多くなった。職場で書類の整理をしている際、手にしたハサミの先端が親指に当たり、流血する怪我を負った。さらにその数日後には、夕食の準備の最中、使い慣れた文化包丁の手を滑らせ、反対側の手首を切ってしまった。この時も軽く流血し、気分が悪くなった。
また数日後、いつものように脚のムダ毛処理をしていると、使い慣れている安全カミソリの手が滑り、脛に軽い切り傷を負った。そして極めつけは2週間前、会社の資料室で段ボールを片付けていたところ、いきなり棚上からいくつもの箱が落ちてきて、そのひとつの中に入っていた、刃が飛び出したままのカッターナイフが額を直撃。社内の医務室で治療してもらったが、数針縫うほどの大怪我をしてしまった。
ここまで刃物の難が続くのは、とても偶然とは思われない。もしかしたら自分は、何かに祟られているのではないだろうか。

● ● ●

女性の主張は、以上のような内容でした。
「祟られているのではとおっしゃいましたが、何か心当たりでもあるのですか?」
「いえ、とくにはありませんが、何となくそんな胸騒ぎがして」
「落ち着いてよく思い出してください。刃物が急に怖くなったという前後、あなた自身の身の回りに大きな変化などはありませんでしたか?」
こちらの問いに対してしばらく思い巡らしているような間が空き、やがてはっと気づいたような声が返ってきました。
「そ、そういえば、これって引っ越した時期と重なっている!じつは私、同じ頃に男の人と同棲を始めたんです」

霊視を試みると、返り血を浴びて笑う若武者の姿が!

先祖因縁

彼女の話によれば、ある時、交際中の男性から、「最近は家賃も馬鹿にならないし、思い切って同居しないか」と持ちかけられたそうです。その相手とは結婚も視野に入れて真剣に付き合っていたので、彼女はすぐに承諾。お互いの職場に通いやすいエリアで手頃な賃貸物件を探していたところ、3ヶ月ほど前に格好のマンションが見つかったのだと。
「同居を始めたのが今年の3月下旬です。ちょうどこの頃から、変なことを考えるようになってきたんですよね。これってもしかして、彼の存在が関係しているのでしょうか?」
不安がる女性に対して、どう説明すべきかと迷いました。この時点で私はすでに本人のみならず、同棲相手についても遠隔霊視をしてある事実を掴んでいたのです。霊眼にはっきりと映っていたのは、非常に強力な先祖因縁でした。

「相手の男性、ご先祖はお武家さんではないですか?」
私がこう申し上げたのは、凄惨かつ具体的な霊視イメージが浮かんでいたからです。それは手入れの届いた青々とした月代(さかやき)に糊の利いた羽織り袴という、見るからに家柄の良さそうな若い武士が、深夜の路上で通行人に斬りつけ、返り血を浴びながら笑っている風景でした。時代劇などでよく描かれる、辻斬りというものです。そして生前、腕試しのために多くの人の命を奪ったこの若武者こそが、女性の同棲相手の先祖筋に当たる人物だったのです。

案の定、女性の口から霊視結果を裏付ける証言が飛び出しました。
「そう言えば、信州にある彼の家の本家って明治維新まで何とか藩お抱えの剣術指南役だったって、自慢げに言われたのを覚えています」
「なるほど、それはこちらの霊視結果とも一致していますね。ちょっと申し上げにくいのですが、あなたの恋人の家は先祖代々、かなりの人命をあやめているようです。とくに江戸時代中期に本家の家督を継いだ人物が、市井に暮らす罪のない人々を何人も斬殺しており、その時に生じた恨みの因縁が子孫累々に及んでいます。刃物に関わる災いで命を落としやすいという特殊な家系因縁です」
「怖い……。でも、それは彼の家のことでしょう?」
「ええ、確かにそうですが、彼と一緒に暮らしているうちに、あなたもまたその因縁の波動に染まってしまったのですよ。信じられないかもしれませんが、それが真相です」
私の言葉に女性は絶句しました。

プロの霊能者も知らない「因縁交換」の実態

ここに挙げた実例は、他人の家系にまつわる因縁が伝染するという特殊な霊現象の典型です。私はこの現象を、便宜的に「因縁交換」あるいは「因縁伝染」と名付けています。残念ながらこの現象については、除霊や浄霊に長けたプロの霊能者や祈祷師などでも知らない者が多いというのが実情です。単純な霊憑依と誤解して処理してしまい、かえって事態を悪化させるケースなども多々見られるようです。

「因縁交換」が起きやすいのは、対人関係の場、とくに恋愛と結婚においてです。一対の男女が相思相愛の状況に陥ると、肉体や感情のみならず魂レベルでも深い交流が為されるため、お互いの家系に貫通する様々な因縁までも共有してしまうことがあるのです。結婚して相手の姓を名乗らなくとも、霊幽体レベルでの相互交流に伴って生起します。
上記の女性も同棲を機に、刃物のトラブルに襲われるようになってしまったわけです。もっとも彼女の場合は、本人自体が霊媒体質であったとうことも強く影響していましたが、程度の差こそあれかなりの頻度で起きる現象です。

その後、浄霊供養を繰り返したことで、当件は一応の解決に至りました。しかし災いの本源である同棲相手の先祖因縁自体は手つかずのままなので、この先、もし彼女がその相手と結婚するということになれば、因縁の祟りが再発する可能性も否めません。「因縁交換」に対する防衛策としては、深刻な先祖因縁を抱える家の人間とは深い交流をしないということに尽きるのですが、人との出会い、とくに男女の縁というのは偶発的要素に左右されるところが大きいものです。従って事前に防ぐのは難しいと思います。

つまり事が起きて初めてそれに気づき、霊能者なり祈祷師なりに相談するということになるわけですが、先に書きましたようにこれについての正しい知識を持つ者がまだ少ないため、できれば当鑑定所に所属している専門家に依頼されることをお薦めします。また世の中にはこういう難しい霊現象もあるのだと、お心の隅にお留めいただければ幸いです。

鑑定のご予約・お問い合わせ

受付時間:午前9時~翌朝5時(年中無休)

ナビダイヤル0570-009-009

Visa-Master-JCB