霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件 生き霊の怨念が関係した鑑定エピソード ④ - 愛と霊の世界

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霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件 生き霊怨念が関係した鑑定エピソード ④

霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件

愛染に在籍する霊能者たちがこれまで手掛けてきた豊富な鑑定事例の中から、とくに心霊体験や霊障などのミステリアスな要素が強くからんだ相談を選び、その解決までの経緯などをご紹介するコーナーです。

決められたテーマの下に毎回、先生からの短い手記の形式を取り、その内容を順次公開させていただきます。本格的な霊能鑑定ならではの、不思議と恐怖に溢れたエピソードをお楽しみください。

生き霊の怨念が関係した鑑定エピソード④

恋愛や結婚、あるいは公私に渉る対人関係の中で特定の相手から恨みを買ったり、逆にひどく恨んだりといったことが悩みのきっかけとなるのはよくある話です。しかしそこからさらに問題が泥沼化すると、相手の念が凝って飛来する生き霊の障りが起きることもあり、その被害は健康や仕事、恋愛などの支障として現れたり、場合によっては深刻な心霊現象を引き起こすこともあると言われます。

実際に当鑑定所ではその手のトラブルを抱えてご相談になる方が後を絶ちません。今回はそんな生き霊の被害に関する相談事のエピソードを集めました。

煙突のてっぺんに立つ人影

煙突のてっぺんに立つ人影

私のことをよくリピートしてくださる、リカさん(仮名)というお客様がいらっしゃるのですが、初めて彼女の相談に乗ったのが今回のテーマになっている生き霊の問題でした。すでにご本人から掲載の許可をいただいているので、差し障りのある部分を伏せる形で概略を書かせていただきます。

このリカさんは子供の頃から容姿が美しくて、とにかく他人の目を惹くタイプ。学生時代から数多くのアプローチを受けてきました。しかし生まれつき聡明で生真面目ということもあり、少しでも邪心が窺える異性からの誘いに対しては、たとえそれが好みのタイプであったとしても、ピシャリとはねのけてきたそうです。そのせいで新卒入社した会社の職場でも、「あの女はお高くとまっている」と陰口を叩かれるようになってしまったと。ただそれが原因で仕事に支障を来すような深刻な事態には至らず、その後もコツコツと勤め上げて昇進を続け、数年後には社内で初の女性係長に任命されました。

するとその昇進人事と軌を一にして、どう考えても霊の仕業としか思えない不可思議な現象が身近に起き始め、その原因を探り出すため、私共の霊能鑑定の門を叩いたという流れになります。

最初にお話しさせていただいた時には、まず怪奇現象の具体的な内容について、かなりの時間を費やして説明を受けました。現象はそれほど多岐に渡っていたのです。以下、代表例を挙げます。

  • 就寝中、頻繁に金縛りに遭う。その際、決まって顔が見えない男の影が真上から覆い被さってくる。その気味悪い感触や息遣いも妙にリアルで、ただの悪夢とは思えない。
  • オフィス、街中、自宅など場所には一切関係なく、常に誰かの視線を感じる。
  • さほどハードワークでもない時期なのに、体調不良に陥ることが多くなった。
  • 室内の備品や日常品が、自分で動かした記憶がないのにいつの間にか移動している。台所で使うフライパンや包丁がクロゼットの床に転がっていたこともある。
  • PCや冷蔵庫、電子レンジなど、家の電化製品の不調や故障が目立って増えている。ある夜は勝手にテレビの電源がオンになり、設定されていない空きチャンネルの画面に一瞬、歪んだ顔が映し出された。
  • 仕事中、無人のはずの内線番号から異様な電話が掛かってきた。雑音に混じって不快な笑い声が響き渡った。頭にきてその室内へ押しかけると、電話回線はとうに切られていたことが分かった。

上のようなことがひとつくらいであれば、気のせいか勘違いで済ますことができたのかもしれません。しかし全部が一斉に起こるとなれば、とてもまともではいられないでしょう。

その時に伺った極めつけの証言は、「マンションの部屋のベランダから、近くにある清掃工場の煙突が見えるのですが、ついこの前はそのてっぺんに男の黒い影が立っていました。遠目で細部は見えませんでしたが、そいつは明らかに私のことを指差していたのです。オマエをずっと監視しているぞ、と言わんばかりに…。それ以来、その部屋の窓のカーテンを開けないようにしています」というものでした。

一連の聴き取りと遠隔霊視で得られた情報に基づき、これは生き霊の障りであろうと判断しました。ただし、それをどこの誰が飛ばしているのかについては、特定できるまで困難を極めました。リカさんは今まで数多くの男を袖にしてきましたが、その一方で現在の会社でも異性同性を問わず妬まれている存在だったので、一体どちらの線から犯人を捜せば良いのか、決め手がなかなか見つからなかったからです。やがて解決の糸口は、意外なところからもたらされたのですが…。

ある日、彼女の元に高校時代の同窓会の案内が送られてきました。それで懐かしさも手伝って、幹事と連絡を取ったそうです。電話でひとしきり思い出話に花を咲かせた後に相手が言うには、「…そういえばさ、1年の時にリカの担任だったKのその後のこと、知っている?」と。

幹事役の女性によれば、そのKという当時の男性担任は2年前、元教え子との淫行がバレて懲戒免職の処分を受けたというのです。彼女にとっては初めて耳にする話題でした。

「それでね、この前そのKの姿を偶然見かけた地元の男子がいたのよ。アイツ、公園のベンチに座って熱心にタブレットを眺めていたんだって。それを後ろからそっと覗いたら…」

何とその画面には、高校時代のリカさんの姿が映っていたそうです。恐らく物陰から盗撮したスナップショットの類だろうと。

その晩のうちにリカさんからこうした新たな情報をいただき、詳細な霊視によって検証したところ、このKという元教師が生き霊現象の元凶であったと分かりました。Kはリカさんの在学時から密かに想いを寄せ続けていたのですが、仕事を失って人生を落伍してからは、それまでの強烈な思い込みが逆恨みの感情に反転したようでした。すぐに適切な処置(結界を使った霊的防御とお祓い)を講じたところ、彼女を悩ませていた問題はほぼ解決しました。

以上、人間は自分が誰から恨まれているのか分からない。そして生き霊の障りはそうした盲点を突いてくることが多い、という実例でした。

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