愛と霊の世界

霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件 生き霊怨念が関係した鑑定エピソード ③

霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件

愛染に在籍する霊能者たちがこれまで手掛けてきた豊富な鑑定事例の中から、とくに心霊体験や霊障などのミステリアスな要素が強くからんだ相談を選び、その解決までの経緯などをご紹介するコーナーです。

決められたテーマの下に毎回、先生からの短い手記の形式を取り、その内容を順次公開させていただきます。本格的な霊能鑑定ならではの、不思議と恐怖に溢れたエピソードをお楽しみください。

生き霊の怨念が関係した鑑定エピソード ③

恋愛や結婚、あるいは公私に渉る対人関係の中で特定の相手から恨みを買ったり、逆にひどく恨んだりといったことが悩みのきっかけとなるのはよくある話です。しかしそこからさらに問題が泥沼化すると、相手の念が凝って飛来する生き霊の障りが起きることもあり、その被害は健康や仕事、恋愛などの支障として現れたり、場合によっては深刻な心霊現象を引き起こすこともあると言われます。

実際に当鑑定所ではその手のトラブルを抱えてご相談になる方が後を絶ちません。今回はそんな生き霊の被害に関する相談事のエピソードを集めました。

電話鑑定での応答中、いきなり女の生き霊が目前に現れて…

女の生き霊が目前に現れて…

この度、「生き霊が深く関わる悩み事の解決例を書いて欲しい」と愛染のスタッフから依頼され、アレコレと考えてみた結果、自分の鑑定経歴の中で、最も驚かされた時のことを発表することにしました。これは意外と最近のことで、3年半くらい前の話となります。その時は夜の時間帯から鑑定の仕事をスタートし、問題のお客様は2人目でした。通話を開始したのは深夜近くからだったと記憶しています。ご相談の具体的な内容については、個人情報保護の点から詳しく申し上げられないのですが、夫の浮気を疑っている妻、という立場の中年女性からのお電話であったことだけをお伝えしておきます。

こちらから言葉を促す手間もなく、自ら積極的に話されるとても扱いやすいお客様でした。それどころか配偶者が浮気したかもしれないというのに、それほど深刻な雰囲気が感じられないのです。どこまで真剣に悩んでいるのかと思わず首を傾げるほどでしたが、お話を伺っているうちに夫婦仲が冷めていることが自然に察せられ、要はいざ離婚となった際の慰謝料や住居の問題などが相談の焦点だと分かったのです。

それでしばらくは旦那さんの浮気を疑うに至った経緯や、夫婦間の特殊な事情などを説明していただきながら、不倫の事実を確定するため、いつものように遠隔霊視を始めたわけです。

しかし、どういうわけか上手く行きません。いくら霊視の念波を飛ばしても、対象のビジョンが把握しにくく、旦那さんの様子が目に浮かばないのです。原因は後ほど明らかになったのですが…。その後も数分間にわたって、霊的な視界に霧が降ったような状態は続きました。大まかな容姿、日常の癖、勤務中の態度などは辛うじて見えてきたものの、奥さんが最も気にしておられるプライベートでの一定時間がどうやっても掴み取れないままでした。まるでその部分の情報だけが、ブラックボックスに入っているかのように不明瞭なのです。そして焦れば焦るほど、逆にビジョンが遠ざかるというか…。そうこうするうちに時間だけが過ぎていきました。

実際に電話占いをご利用いただいた方はご承知と思いますが、当・愛染に限らずこの手のサービスというのは基本の鑑定時間を過ぎますと分刻みで追加料金が加算されるシステムです。ですから鑑定者側の一方的な都合で空白の時間が長く続くというのは、お客様の身になれば決して許されることではないわけです。従って私も、よく見えない旨を正直にお伝えした上で、別の鑑定方法に切り替えるか、もしくはそろそろアドバイスに代えさせていただくかと思案していました。

そんな時、不意に室内が騒がしくなりました。それまで私の足許で大人しく寝ていた飼い猫たちが、気配を感じて騒ぎ始めました。我が家には2頭のオス猫がいるのですが、それらのいずれもが全身の毛を逆立て、部屋の片隅に向かって威嚇していました。

「おまえたち、急にどうしたの?お願いだから騒がないでっ!」と、スマホのマイク部分を手で塞ぎ、猫たちの視線の先に目を這わせていくと、そこには和服を着た女の姿がありました。

女は憮然とした表情を浮かべつつ、浮くような感じで室内を移動し始めました。おぼろげなその形態から霊体であることは一目瞭然でした。しかも妙に実体的な生気を発散していたので、これは生き霊ではないかと気がつきました。折しも電話口の向こうでは相談者である奥さんも異変を察し、「先生、どうかしたのですか?」と訊ねていらっしゃいました。それで今、目の前で起きていることは伏せたまま、これこれこういう感じの女性に心当たりはありませんか、とすぐ前にいる女の容姿を描写してみたのです。

すると即座に、「それ、私が疑っている主人の浮気相手だと思います!だって友禅の小紋を着ているんでしょう?間違いないですっ」と、具体的に確信するような言葉が返ってきました。

その後はかなり気忙しく、事の収拾を図ることとなりました。電話での鑑定を続けながら、その一方で何か言いたげな和服の女と意思疎通を試みた結果、明らかになったのは意外な事実でした。

その不倫相手の女というのは、元から相談者である奥さんのことを知っていて、しかもひどく恨んでいたのです。ここに仔細は書きませんが、この2人の間には過去にかなり凄まじい確執の歴史があり、もう10年余りにわたって女が奥さんを呪い続けていたようでした。つまりその夫を誘惑したのも、実際は嫌がらせが目的であったわけです。

「こっちは必死で呪い続けているのに、あの女はビクともしないのよ。あなた、特別な力がある人なんでしょう。どうか私に力を貸してよ」と、しまいに生き霊はそんな弱音まで吐く始末で、もちろん相手にはしませんでしたが、それを飛ばしてきた主体である現実に生きている女の方も、すでに拝み屋や祈祷師といった専門家に特別な呪詛を依頼している節が窺えました。鑑定中の霊視が上手く行かなかったのは、そうした第三者からの霊的干渉が原因であったようです。

どう見ても穏やかな話ではありませんでしたので、これは警告を発するべきだと思いました。しかし個人の事情に立ち入るデリケートな事柄について、こちらから不躾に指摘するのも躊躇われたので、「もしかしたら、昔から知り合いですか?」と、それとなく奥さん側にカマをかけてみたところ、電話口の声が気まずそうに裏返りました。

「え、ええ…し、知ってますとも」

「あなたご自身がその女性に恨まれていることも、ですか?」

「うっ、恨まれる?ああ、それで私の主人を寝取ったんですねっ」

奥さんは全ての事情を瞬時に悟ったらしく、言葉を継ぐ間もなくあちらから先に電話を切りました。そうなるともう意味がありませんので、和服の女の生き霊にも速やかにご退場を願いました。その後は同じお客様から私を指名しての予約もなく、どのような結末となったのかは存じ上げません。

世の中には霊媒体質と呼ばれている、霊的波動に過敏な人々がいる一方で、それとは180度真逆である霊的鈍感症とでもいうべきタイプが存在します。なお、この2つのタイプ分類はその人自身が霊の存在を信じているかとか、霊的な価値観を持っているかとは全く関わりがない体質的な違いに過ぎません。

幽霊を見たいと思って心霊スポット巡りまでしても死ぬまで1度も見る機会がない人、あるいは逆に死後の世界の実在など微塵も信じていないのに心霊体験に遭遇する人がいるのは、ひとえにそういう理由からです。

ちなみにこの話に出てきた奥さんは、明らかに霊的鈍感症でした。なおかつ先祖筋から受けている加護のパワーも強く、こうしたある意味、強運タイプの人間に対しては仮に誰かが呪詛の念を送ったとしても、なかなか効果が現れにくいのです。私の目前に生き霊として現れた女も、いまだに功を奏せず焦っていることでしょう。

ちなみに呪詛的な行為を続けていると、誰でも生き霊を飛ばしやすくなります。特定の対象を不幸に陥れることを目的とした呪術のシステムというのは、呪う側の主体が発する念のエネルギーを攻撃的な負の波動に変換することで発動されるのですが、その際に消費される念波と共に霊体意識の一部も分離しやすく、それが次第に一種の癖としてその人の霊幽体(アストラルボディ)に刻み込まれてしまうのです。

こうした呪詛のメカニズムについて勘違いしている方もおられるようですが、西洋の黒魔術で言われる悪魔や使い魔、東洋的な呪法での式神やクダギツネといった超常的存在は、地獄の底や黄泉国から召喚される第三者ではありません。それらは全部、術者自身の悪念で創造した自らの分身なのです。ですからもし呪詛に失敗してしまった場合、行き場を失った攻撃エネルギーはそれが元々居た場所、つまり自分自身の霊幽体へ返ってくるというわけです。つまり、これが呪詛返しの原理です。いずれにせよ生き霊、呪詛ともに百害あって一利なしの一言に尽きます。

電話占いの仕事中、相談内容に関係した生き霊が私の元に出現したのはこれが初めてで、まだ2度目を体験したことはありません。そういう意味で自分にとっては一種の椿事と言える出来事でしたので、ささやかな記念として書かせていただきました。

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