霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件 第2回 遺品や人形など、いわくつきの物品に関する鑑定エピソード ③ - 愛と霊の世界

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霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件 第2回 品や形など、いわくつきの物品に関する鑑定エピソード ③

霊能者秘密手記 私が手掛けた心霊事件

愛染に在籍する霊能者たちがこれまで手掛けてきた豊富な鑑定事例の中から、とくに心霊体験や霊障などのミステリアスな要素が強くからんだ相談を選び、その解決までの経緯などをご紹介するコーナーです。

決められたテーマの下に毎回、先生からの短い手記の形式を取り、その内容を順次公開させていただきます。本格的な霊能鑑定ならではの、不思議と恐怖に溢れたエピソードをお楽しみください。

遺品や人形など、いわくつきの物品に関する鑑定エピソード ③

「長年、愛用した物品にはその所有者の念がこもる」とよく言われます。代表格は人形で、髪が伸びる市松人形や夜中に歩き回る人形の怪談などは皆様も耳にされたことがあるのではないでしょうか。

今回はそうした人形にまつわる話を皮切りに、故人の写真や遺品、あるいは得体の知れない骨董品などがもたらした恐怖のエピソードを集めました。

ロケットペンダントの写真

ロケットペンダントの写真

電話占いの利用者というとそのほとんどが女性で、相談内容についても恋愛や結婚、人間関係についての悩みが大半というイメージがあります。実際その通りでもあるのですが、ごくまれに心霊現象が関わる問題をご相談になる方もおられ、少し前に私が接したお客様がまさにそうしたケースでした。

その方は関東の都市部に住む当時40代後半の独身女性でした。賃貸マンションの自室内で不可解な現象が起きているとのことで、そのストレスから慢性の睡眠不足に陥っていると訴えられていました。

「1人暮らしなのに、いつも室内に誰かの気配を感じる」という言葉に始まり、「就寝中、金縛りに遭うようになった。また、その際に女のささやき声が聞こえることがある。何をつぶやいているのかまでははっきりと聞き取れないが、時折、こちらの名前を呼び掛けてくることもある。その声には生々しい息遣いまで感じられ、夢や幻覚とはとても思えない」

あるいは、「携帯に時々、固定番号からの無言電話が掛かってくるようになった。恐る恐るコールバックしてみると、決まって『現在、使われていない番号~』という旨の自動応答が流れる」と。

ただ、それらが起きる原因についてはまるで心当たりがなく、そもそもほんの半年前までは何事もなく平穏に暮らしていた部屋だとおっしゃるわけです。さらに「決して幻覚や気の迷いではない!」と繰り返して強調しておられましたが、話を聞く限り、ほとんどが主観だけに基づいた訴えであったので、当初は「何かの勘違いでは?」となだめることに終始していました。しかし、いくらそう申し上げてもなお切迫した様子で訴えてこられるので、最後は根負けをしてしまい、鑑定時間の延長となることを先にお伝えした上で詳細な遠隔霊視を行うこととなったのです。

最初に見えたのは、その女性が住んでいる室内の様子でした。「これこれこういう間取りで、こうした家具類が置かれていますか?」と確認すると、「その通りです!」という答えが返ってきたので、とりあえず上手く霊視できているようでした。私の場合、霊視映像がとくにクリアに見える時というのは、何かしら特殊な事情や導きの力が絡んでいることが多く、今回もそれに該当するのかな?と思い始めた矢先…

和室によくある押し入れの様子が、非常に強調される形で立ち現れてきました。内部には女と思われる人影が潜んでいることまで分かり、この時点に至ってようやく女性の訴えが事実であると悟りました。また、それが霊的な存在であることも間違いなかったのですが、お客様を怖がらせてはいけないと考え、できるだけ穏便な形で訊ねてみました。

「あの、お部屋の押し入れが気になるのですが、その中にはどんなものが入っていますか?」

「ごく普通の布団とか季節の衣類です。あ、それと使わない雑貨とか売れ残りの商品なんかも入れてあります」

「商品とは?」

「私、よくネットでお小遣い稼ぎをしているんです…」

詳しい事情を伺うと、その女性はスマホやPCを介したネットオークションをよく利用しており、時には自分が売り手となって、他から手に入れた品物を転売する副業もしていると説明してくれました。

私はその「売れ残りの商品」の中に、心霊現象の原因が潜んでいるのではないかと直感しました。そしてさらに焦点を絞った霊視を続けていると、いきなりハート形のロケットペンダントのビジョンが立ち現れてきたのです。

それに該当するアイテムがないかを訊いてみたところ、「そういえば半年くらい前、言われたようなタイプのアンティーク風アクセサリーを落札したことがある」とのこと。さっそく押し入れの奥にしまわれた売れ残りのストックを探してもらうと、私が霊視したものと寸分違いない形のペンダントが出てきました。

そこで「それのロケットの部分、開け閉めができるようになってしませんか?」と重ねてお訊きすると、「たしかに蓋がついています」との答え。続いて電話の向こうで息を飲むような声が聞こえてきました。絶句している彼女に「どうしましたか?」と何度も声を掛けると、しばらく時をおいてようやく応答がありました。

「ロケットの中に小さく切り抜いた写真が入っていました。男の人と女の人が一緒に写っている、色が褪せた古い写真なんですが、その女の顔に…見覚えが…。ちょっと信じられないのですが、これ…もしかしたら、私の母方の叔母の若い頃の写真かもしれません!」

その叔母さんというのは彼女がまだ小学生だった頃、不治の病に罹り、40そこそこの若さで亡くなった人とのことでした。そんな故人の肖像が入ったロケットペンダントが、なぜか今になってネットオークションを介し、見ず知らずの相手から姪である彼女の手に移ったということになります。その巡り合わせの不思議さに、ご本人はもちろん、私も電話口で言葉を失いました。

またそうなると、押し入れに潜んでいる女の霊は彼女の叔母さんということになります。霊視で分かる範囲で霊体の容姿を描写すると、「やはりそれは叔母に違いありません!」と断定されました。

後日、この女性は母方の実家を訪れて、そこの仏壇にペンダントをお供えしたそうです。以降、不可解な現象はぴたりと止んだと伺っています。またその際、その頃まだ存命していた80代の祖母に事情を話したところ、ペンダントは娘(叔母)が生前身に着けていた品に間違いこと。さらに10年ほど前に故人の部屋を整理していた際、誤って廃品回収に出してしまったことなどを教えてくれました。ちなみに若き日の叔母と一緒に写っていた男性は、かつて結婚を約束していた相手だったそうです。

故人の霊はその遺品を、よほど自分の手許へ取り返したかったのでしょう。それで姪であるその女性に「ペンダントをお仏壇へ戻して」と必死に伝えようとしていたようです。心霊現象とは言いながらも、物悲しさの残る事の顛末(てんまつ)でした。

御斎(おとき)の席で起きた事件

伯父さんの形見の腕時計

私が自分で見聞きしたとか解決したとか、そういう直接的な体験談ではないので、このコーナーの趣旨からは少し外れてしまうかもしれませんが以前、知り合いから聞いた短い話を書かせていただきます。

その知り合いというのは、私が会社員をしていた時代に知り合ったKさんという営業職の女性なのですが、この人がある日、久しぶりに連絡をしてきたと思ったら、「生まれて初めて心霊現象を見た!」と興奮醒めやらぬ声で話し始めたのです。

Kさんはその先週の週末、実家がある北関東の某市へ帰省していたそうです。単なる里帰りではなく、主な目的は法事への出席でした。2ヶ月前に亡くなった本家の伯父さんの納骨式に列席した後、他の親戚一同と共に故人宅の座敷で開かれた御斎(おとき)の席で食事をしていた時にそれは起きました。

席の最中、伯父さんの遺児である2人の従兄弟が、お酒の酔いに任せて兄弟喧嘩を始めたそうです。原因は主に遺産相続に関わることで、とくに亡父の形見となった外国製の超高級腕時計を巡って「俺の物だ!」「いや、俺がもらう!」といずれも譲らず、やがて取っ組み合いになってしまいました。

お膳を蹴散らし、障子を破り、酒瓶が割れる酷い光景が展開。同席していた人々は慌てて仲裁に入ったのですが、当事者の双方ともなかなか言うことを聞きません。それどころか最後は、普段から気性が荒いことで知られていた兄弟の兄の方が、怒りに任せて台所の包丁を持ちだしてくるという最悪の事態に陥ってしまったのです。

「みんな、逃げろ!」「警察を呼べ!」などと、室内に怒号と悲鳴が飛び交う中、Kさんも慌てて席を立とうとしたのですが、あまりのことに足が竦んでとっさに動くことができませんでした。

しかし、従兄が血走った目で刃物を振りかざした瞬間、なぜか「痛っ!」と短く発すると、そのままもんどりを打つようにして畳へ身を崩してしまったのです。そこへすかさず男性陣が折り重なり、従兄を取り押さえて何とか事無きを得たという結末だったのですが…。

「その時に私、偶然見ちゃったのよ。何もない空中から銀色に光る小さい何かが飛び出してきて、それが暴れているアイツの額にバチンと当たるのを」

その銀色の物体というのは、伯父さんの形見の腕時計でした。もちろん、誰かが投げつけたということではありません。第一、その時計は兄弟喧嘩が始まる寸前まで、別室にあるお仏壇の引き出しに納められていたというのです。親戚の1人が畳に落ちたそれを拾い上げると、文字盤を覆うガラス面が割れ、そこに従兄の頭から噴き出した血潮がべったりとこびりついていたそうです。

その後、その時計は檀那寺のご住職に引き取られ、丁重にご供養されたとも聞きました。また、亡くなった伯父さんというのは、地域で信仰する神社のしきたりで生前のある時期、修験の行者としてご奉仕していたことがあったそうで、「その頃の修行の成果を、死んだ後で息子たちや親戚に見せつけて、ちょっと自慢したかったんじゃないかなぁ~」と、Kさんは話の最後に屈託なく笑っていました。

故人からの警告?それとも…

リングの瑪瑙(めのう)

かなり前の話になりますが、「形見の品が不自然な形で壊れてしまって、不安を感じている」というご相談に乗ったことがあります。その方は50代の主婦で、普段から開運やスピリチュアル系の本をよく読んでいるタイプの人でした。先年亡くなったお姑さんの遺品として受け継いだリングの瑪瑙(めのう)が、ある日、突然真っ二つに割れてしまったそうで、「何か不吉なことが起きる前兆ではないか?」と気に病み、わざわざ霊能相談に電話を掛けてこられたわけです。

亡くなった身内や知り合いが、その遺品を通して生きている人間に危険を知らせるという話は、たしかによく聞くことではあるのですが、ダイヤモンドなど硬質のジュエリーと違って、瑪瑙や琥珀(こはく)はそれを保存している環境次第で容易に割れたりヒビが入ったりします。それで「偶然ではないですか?」と念のために申し上げたのですが、それでも気になるので試しに鑑定して欲しいと請われ、ご当人とご家族などの状況を含めて拝見しました。

いざ透視してみると、すぐに着物姿の老婆の像が現れました。明らかに物故者の霊像だったのですが、それが発する波動は憎悪に満ちており、瑪瑙が割れたという現象もご先祖からの警告の類ではないことは明白でした。そこでお客様に確かめてみると案の定、私のビジョンに現れた老婆と亡くなったお姑さんとは、似ても似つかぬ容姿であることが分かったのです。

「そのリングはいつ頃、どこで購入されたものですか?」

「さあ…。義母もそのお姑さん、つまり私の義理の祖母からもらったものだと言っていましたので…」

「あの失礼な質問ですが、お姑さんの死因を教えていただけますでしょうか」

こちらの問い掛けに対して、急に口ごもる様子が見受けられ、ようやく引き出した答えは意外なものでした。

「じつは義母は晩年、認知症を患っていまして。ある日、家を飛び出したまま行方不明となり、最期は近所の山林で亡くなっていたのが見つかったんです…」

「もしかしてその時、お姑さんはその形見の指輪というのを自分の指に嵌めていたのではないですか?」

私の指摘は図星でした。当初はそれをご遺体に身に着けさせたまま荼毘に付す予定だったそうなのですが、故人の夫である舅の「代々、我が家の主婦に受け継がれている大切な指輪なので、それだけは許さない」という鶴の一声で、形見としてご相談者に贈られることになったのです。

「そのままお持ちになっていると決して良いことにはならないので、できればそのお舅さんの目を盗んでお寺にお預けになることをお勧めします。ご供養を済ませてからお焚きあげしていただくのが一番です」

私はそんなアドバイスを差し上げ、実際にその通りになさったと伺っています。

その指輪には強烈な呪いの念がこもっていました。呪っていたのは恐らく姑さんの義理の母親で、私が見た過去の霊像もその人の姿であったと思います。2人は生前、嫁姑としての折り合いが相当険悪であったようです。

またそれが真っ二つに割れたというのは、むしろ「悪い念が解消された」ということを意味しているのですが、そうかと言って持ち続けて良い品とはとても思えませんでした。 宝石、とくに水晶類は人間の発する想念エネルギーがこもりやすいため、親から子へ代々、アクセサリーを受け継ぐという行為には良し悪しがあります。とくに遺品として宝石の装飾品を受け継いでから悪いことが立て続けに起きるようになったという方は要注意で、その道の専門家(霊能者・お寺・神社など)にご相談なさった方が良いかもしれません。

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