霊にも感情は宿っているのか?
実体のない霊に感情はあるのか?、霊能者が解説します。
ある霊能者が相談者から聞かれたことに、「霊に感情ってあるのでしょうか?」という内容があるそうです。
こちら“愛と霊の世界”のコーナーの過去記事をご覧の方には、あらためて説明するまでもないことかもしれませんが、結論を申しますと『霊にも感情は存在します』。もちろん、意思の疎通が出来るような、喜怒哀楽といった豊かな感情表現があるわけではありません。もっとも、感情と言うよりは、念と表現した方がピッタリくるかもしれませんね。なにしろ、恨み・つらみ・怒り・悲しみなど、基本的に負の想念のみが霊の持つ感情になりますから。
余談になりますが、“カップルがデートで弁天様を祀る寺院や神社へお参りすると、弁天様の嫉妬によって別れてしまう”というジンクスを聞いたことはありませんか?これも高位の霊体である神様が、嫉妬の感情(想念)を二人に送ったことによる影響と言うわけですね
さて、話を霊の感情についてへと戻しましょう。上述の通り、霊が持つ感情は基本的に負の想念だと思ってください。つまり、安易に触れてはいけないということです。地縛霊(自縛霊)や浮遊霊が多くいるとされる濁った水辺、陰湿な暗闇、空気が澱んだ場所などには近寄らないようにしましょう。過去に凄惨な事件のあった場所などはもってのほかです。
心霊スポットでの肝試しなどは、霊能の観点から言わせてもらうと、裸でライオンの檻へ入るようなものであり、自分から危険に飛び込んでいるようなものです。
「自分には霊感がないから、霊がいても気付かないし影響はない」と安心してはいけません。むしろ霊感のある人の方が、危険を未然に察知できる分だけ良いとさえ言えるでしょう。地縛霊(自縛霊)や浮遊霊は、生きているときに晴らせなかったなんらかの恨みを持っている霊です。あるいは突発的に死に直面して、生への強い執着を残した霊です。
つまりそれ自身が、負の想念の塊なのです。生きている人間に対し、強烈な嫉妬や羨望の感情を持っています。中には性質の悪い霊もいて、それはつまり生きている人間を自分たちと同じ境遇へと引っ張りこもうとする、悪意と言える感情のみで行動を突き動かされている霊の存在のことです。霊感の有無にかかわらず、その負の想念に触れてしまうと、精神的・肉体的問わずに堕ちてしまうことでしょう。その霊の持つ想念の強さにもよりますが、長年修行を積んだ霊能者でさえ、己を失うことすらあるのですから言わずもがなです。
教訓ですから、最後にもう一度記載しておきます。霊には感情があります。しかしそれは、負の想念で構成された感情です。近付いて、あるいは触れて良いものではありません。避けて通るべきものです。万が一、あなたや身近な人がそれに触れて、精神的な豹変を見せてしまった場合、すぐに専門家に見てもらいましょう。霊能者、特に除霊や浄霊に秀でた霊障除去を得意とする霊能者に相談することを、強くお勧めしておきます。
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