霊能者に頼らない、自分自身の力による先祖因縁の浄化
先祖霊は子孫が幸せな結婚をすることを心から望んでいる
貴女は今年、ご実家のお墓参りをされましたか?素敵な恋人が欲しい、あるいはそろそろ結婚したいと考えていらっしゃる方でそれをされていないというのであれば、ぜひ時間を作って励行してみてください。実家が遠くにあり頻繁に行けないという方でも、帰省された際には必ずその機会ができます。ご家族に「ただいま」と言うように、御先祖様にご挨拶してください。まず、近況を伝え、どうか良いご縁へと導いてくださいとお願いします。顕著な場合はそれを励行するだけで、運命の相手との出会いが成就することさえあるのです。
先祖霊は、その家の繁栄と血筋の存続を常に願っています。そのためにはまず、血筋の子孫が絶えることなく、新しい命が誕生し続けなくてはならないので、その家の子女が素晴らしい伴侶を得ることに尽力してくれます。霊界次元の赤い糸で結ばれた相手の血縁霊団と交渉し、その結果を物質世界へ降ろしてくれるのです。
なお、女性の場合は結婚すれば、婿養子を取る形でない限りはその家を出ることになるわけですが、たとえ苗字は代わっても血筋につながる子孫は増えることになるので、家の姓を受け継ぐ男性の場合と同様に良縁を授けてもらうことができるのです。
ご先祖の霊を敬っていてもなお自分は縁遠いと感じた時、まず疑うべきは家系の悪因縁
次に御先祖様にお願いしても効果がないというケース。一年のうちに少なくとも数回以上きちんとお墓参りを続けている。しかし相変わらず、結婚の縁は得られないということもあります。その場合は何らかの原因で、家の御先祖様が十分に活動できない状態にあると疑った方が良いかもしれません。霊学やスピリチュアリズムの世界では先祖因縁という言葉がよく使われるのですが、そうした因縁のうち良くないもの、いわゆる悪因縁が発動しており、それが子孫の繁栄を妨害している可能性が高いのです。
例えば先祖の中に本妻の他に多数の異性を伴侶、いわゆる側室やお妾さんにして、しかもその相手を不幸にしていたような人物がいると、その側室・妾筋の家系霊団から祟りを受けます。その結果、子孫となる男女が本来巡り会うべき相手になかなか出会えず、いつまでも妻を娶れない、夫へ嫁げないという現象が起きることがあります。悪因縁というととてもおどろおどろしく、また常人にはとても太刀打ちできないように感じられると思いますが、やり方次第では霊能者などのプロの力を借りずとも簡単に解消することができます。
その方法を一言で言うと、祟る相手に対して心からの謝罪と感謝の気持ちを発するということです。それを自分の家の先祖の墓を通して、先方へ伝えるのです。墓は霊界次元とつながる回路の役目を果たしています。日本において、一般庶民が自分の家の一族の墓を作るようになったのは明治時代以降のことなのですが、すでにその風習ができてから百五十年以上が過ぎており、人間の集合意識下で独自の霊界を形成しています。そこへ本来の霊界次元が相互流入の形でつながっており、墓を通して祈ったことは即座に先祖霊の霊界クラスターへと伝わります。同時にその家系に関わった様々な人物や他家の霊界にもつながり、伝播されていくのです。ですから、お墓で祈る際には自分の先祖に対してだけでなく、良くも悪くも自家に関わった他家の人々に対しても、今ここに生かされているという感謝の祈りを捧げることで、マイナスの因縁は次第に瓦解していきます。
実は生きている人間の念波動というのは、物質的実態を持たない霊よりもはるかに強力なのです。いったんそれを霊界へ向けて放射すれば、新たな霊界空間を作り上げるほどの威力があります。その力を持って真心からの供養をすれば、恨み、祟る側の念を即座に浄化することができるのです。
墓で祈る際には自分の先祖だけでなく、関わったすべて家の霊にもメッセージを送る
ただ例外的に多くの人命の損失などが関わっているハイレベルの悪因縁、例えば先祖が戦国武将で敵方の武士や関係のない農民まで巻き込んで大量虐殺を行ったなどという場合は、祟る側の念も非常に強力になってしまうので、とても素人の手には負えません。必然的に、専門的な祈祷浄化の力を借りざるを得なくなります。霊能者や祈祷師、僧侶などが先祖因縁の浄霊・除霊に乗り出すのは、まさにこうしたパターンです。なぜ、このような差が出てしまうのかというと、そうした凶悪因縁が形成されていく過程で人間霊界とはまた異なる魔界・邪霊界・地獄界との関わりが生じているため、常人の発する想念波動ではとても相手側へ届かないのです。一種の魔的なバリアが形成されているといっても良いでしょう。なお、これについて書くと非常に長くなりますので、ここでは割愛させていただきます。
逆にいえば、よほど深刻な悪因縁でない限り、とくに霊感のない普通の人間でも十分に供養することができるということです。次回、お墓参りをされる機会があれば、ぜひ次のように祈ってみてください。「我が一族の繁栄を快く思っておられない皆様もいらっしゃるかもしれませんが、どうかお怒りをお鎮めいただき、霊界にて心安らかにお休みになられますよう、衷心よりこいねがいます」。こうした謝意と癒しのメッセージを二度、三度と祟る側へ伝えていくことで、次第に悪因縁の回路が閉じられ、自然消滅していきます。
赤い糸の縁が発動するかどうかは先祖霊次第、それがなくとも結婚することはできる
以上、人が幸せな出会いを得て結婚へ至るには先祖霊の加護が必要であることを書きましたが、それがなくても幸せな恋愛や結婚をすることはもちろん可能です。人間の人生は様々です。中には絶縁や父親から認知されないなどの複雑な理由により、自分の生家との縁が切れている方もおられます。そうした方々が、まともに恋愛や結婚ができないというのは、逆にとても馬鹿げた考えです。
何らかの理由により先祖との縁が切れている場合、その代わりとして当人を守護する神仏、過去世の縁、守護霊団筋の縁などが発動し、その霊力の引き合わせによって生涯の伴侶を得ることになります。従ってごく普通に先祖代々の墓がある家に生まれている方は、まずその先祖霊に対して働きかけ、効果が出なければ因縁供養を行なう。また家にお墓や仏壇がない方は、ご自分が信仰している神仏や産土神、あるいは特別な縁を感じる神社仏閣などにも詣でて願掛けをしてみてください。
本当の先祖を探し出し、その加護により結婚へ至った実例
最後に愛染での鑑定で実際に遭遇した実例を、ここでご紹介させていただきたいと思います。その相談者はCさんという三十代半ばの女性で、当時、婚活パーティなどにも積極的に参加して人生の伴侶を探していたのですが、なかなかその成果が現れず悩んでいました。
そんなCさんを鑑定の際に霊視させていただいたところ、意外な事実が判明しました。何とCさんは、実家の父親の血を引いていない子供だったのです。生々しい話なのですが、彼女は母親の浮気によってそのお腹に宿った子で、父親はその事実を知りませんでした。しかも当の母親はCさんが子供の時分に病気で亡くなっており、本当の父親が誰であるのかも分からないという状況。この事実について当人にお話しさせていただくと、すぐに「そんなはずありません!」と激昂されたのですが、後日また鑑定依頼を受け、その際に興信所を使って事実関係を調べたとおっしゃいました。
そして当方の霊視が事実であることをお認めになった上で、今後どうすれば良いのかと相談されました。そこで、とりあえずは、本物の父親の家の墓へお参りしてみてはどうかと提案させていだたきました。早速、彼女はその通りに行動し、それから約三ヶ月後に現在のご主人と巡り会う機会を得ました。本物の先祖に挨拶をして加護を受けることで、ようやくその血筋のご縁が発動したというわけです。実家の育ての父親はいまもCさんのことを実の子と信じて可愛がっており、「興信所の調査結果は父に知らせることはない」ともおっしゃっていました。実家には跡取り息子がおらず、しかも彼女は長女でもあるので、婿養子を取る形での結婚となりました。現在では出産して男の子の母親です。ここからが少し不思議な話なのですが、その出産報告を受けた際に再び霊視させていただいたところ。彼女の子供は実家の先祖筋からきちんと子孫として認められていました。
物質的な血縁はなくとも、家の姓を継ぐことで子孫となったわけです。同時に彼女と実の父親の先祖筋との縁は切れていました。先祖霊が「家」「血筋」「子孫」に関してどのような考え方を持っているのかがよく分かり、鑑定者としても興味深いサンプルとなりました。
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