浄霊（じょうれい）

現世に未練を抱えた霊体を説得し、成仏させ、霊界へ送り出す行為を指します。主に家族や親族、親しい知人などが現世に未練を残し未成仏霊となっていることが判明した場合などに用いられます。
浄霊は、霊を一時的に追い払うだけの除霊とは根本的に異なり、魂のありようを変える、輪廻の円環を人の手で回す行為となりますので、霊能者にとっては大きな覚悟が必要であり、また大変重い意味を持ちます。
適切な浄霊には、強い霊能力だけでなく、霊体に寄り添う人間性や徳の高さも必要とされます。霊の言葉に耳を貸さず、力ずくで一方的に浄霊する行為は、霊的な価値観において大変な重罪となりますので、たとえご相談者様が深刻な霊障に悩まされているとしても、気軽に行うことはできません。ゆえに、現実的な霊障への対処としては、除霊のほうが遥かに多く用いられると言えます。