霊視
“霊的に視る”あるいは“霊を視る”とも表せますが、他者の霊質や前世などを文字通り見るときに用いる能力です。相手の本心や二人の相性なども見ることができ、高い霊能力を誇る霊能者なら、悩みの原因や解決の最短距離も瞬時に見ることができます。霊視は霊感のある者のみ為せる特殊な霊能術ですが、霊感が「霊を見る」「気持ちを見る」といった形で発現している霊能者はそれなりに多く、こちらの業界では割と一般的な能力のひとつです。とりわけ電話占いでは、通話回線のみによって相談者を鑑定する性質上、この霊視能力を持った霊能者が大変多い状況にあります。
しかし、霊視で重要なのはただ「視える」ということではありません。肝心なのはその精度と的中率です。たとえどれほど先天的な霊感が高くとも、それをしっかりと磨き、鍛える修行を経ていない場合、霊能力を正しく制御することができず、まるでピントの合わない双眼鏡のように曖昧な物や関係ない物ばかりが視えてしまいます。そんな霊視では問題解決の役に立ちません。また、「その方にとって本当に必要な情報」を正確に射抜くことも肝要です。彼についての情報を知りたい、という方に「彼のご実家で飼っている犬は柴犬の雌ですね」などと言い当てても仕方がありません。霊能者として求められる霊視はただ視えることではなく、「より細かく」「より正確に」「より必要な情報を」視ることなのです。愛染に所属する霊能者はただ視えるだけでない高精度の霊視能力を持つ者ばかりです。
あなたは片想いをして、脈アリかどうか判断してもらいたい、と思っているとします。そこで霊能者が心を霊視して「彼はあなたに対して恋愛感情を抱いていませんね」と言われるより、「彼はあなたをまだ異性として意識してはいません。しかし人間的な好意は抱いています。そして彼は“女性にリードされたい”という受け身気質の持ち主です。ですから、あなたの方から食事やデートにお誘いしてみると、彼は断ることなく応じてくれます。異性としても意識するようになるでしょう」と言われる方が、より参考になり、恋愛の成就にも近づくのではないでしょうか。プロの霊能者の霊視というのは、ただ視るだけでなく、その方の悩みを解決し、願いを叶えるために必要な情報を高精度で言い当てる、というものなのです。